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水墨画【春・菜の花の描き方】くるっと巻きつく葉はこうやって描きます

べべ・ロッカ

こんにちは。

墨絵師すみえしのベベ・ロッカです。

春の花といえば菜の花ですよね。

クロネコ

イエローがまさに春!って感じするよね

偉ギィ

ほのぼのして好きです!

春は、さまざまな植物の芽吹く季節ですが、中でも黄色い花は春っぽいですよね!

ピンクや赤よりも黄色はより春らしさをイメージさせます!

菜の花は可愛らしく、モコモコした葉っぱは個性的。
ミツバチたちが飛んできて、花粉を集めている様子もよく見かけますよね。

菜の花にやってきたミツバチ

今回はそんな、「ザ・春」を感じさせてくれる可愛らしい菜の花の描き方を解説したいと思います。

初心者にもおすすめの菜の花、描いていきましょう!

菜の花の描き方「動画」はこちら

べべ・ロッカチャンネルより水墨画3分動画「菜の花を描く」

こちらの2分49秒の短い動画をもとに解説していきます。
(動画に解説はありませんが音楽が鳴ります)

冒頭でお伝えした通り、菜の花は春の訪れを感じさせてくれる花。

その1番の理由は、パッと明るい花の「黄色」によるものです。

ですから、「墨だけ使う!」というこだわりがなければ、または初心者の方は色を使うことをおすすめします。

水墨画の菜の花の描き方「花」

つぼみの部分には緑を少し使うと、よりグッド!

菜の花は「花」から描きます。

花は集合体のスタイルなので、つぼみがたくさんついています。

まず、つぼみの部分から描いていきましょう。

私が使う色は、こちらの顔彩を使用しています↓

2色使いのつぼみの描き方

【つぼみで使う色】

・黄、黄草きぐさ(緑色)

つぼみに使うのは「黄」と「緑」

最初に描いている↑この部分は、「つぼみ」です。

菜の花はつぼみがわーっと集合していて、プン、プン、と順番に花が開いていくのですね。

この部分には、黄色だけでなく緑色も使うことで、濃淡がつくと味わい深い仕上がりになりますので、2色で描いてみてください。

2色使いで濃淡を出す方法

①まず筆に黄色をとる

②その状態で次に穂先を緑をとる

こうすることで、筆の穂の中に黄色と緑色のグラデーションを仕込ませたことになります。

そして、筆の穂先をポンと置いてみてください。

2色が出たら成功です!

菜の花は黄色だけではない?

菜の花の「黄色」の存在感を強める描き方にはコツがあります。

黄色は独特な色で、明るさを表現するときには欠かせないのですが、単体だとボヤッとしてしまいがち。

そこで花に使う色は、

黄、濃黄こいき(オレンジ)

の2色を使います。
オレンジ色をプラスすることで、花をより強調させることができますよ!

2色の使い方は、↑つぼみの時と同じ要領です。
まず、黄色を筆に取り、穂先にオレンジ色を取ります。

2色とも花の中に出た方が良いですが、濃淡が完璧に出なくても大丈夫。

つぼみのまわりに花を描いていきます

花びらは、4枚です。

この描き方は、アジサイと似ていますね。

菜の花の集合体は、花が全方位に向いて咲いているので、同じ形にならないようにしましょう。

4枚ずつの花びらを描いたら最後に、花の中心を緑色でチョン、とつけます。

これはシベの省略です。

水墨画の菜の花の描き方「種」

ユニークな種の部分

菜の花の特徴の1つに、種の様子があります。

アンテナのようにキュッと立っている部分が、種です。

花が終わって散った後にアンテナが残るんですね。

葉の花の種の特徴

花の集合体を描いたら、茎を伸ばしておきます

菜の花の種の描き方は、まず種の部分を立て気味に描き、その種と茎をつなぐようにします。

そのときに、いろんな方向で描くようにしましょう。

横、手前、斜め、向こう側などを意識して、同じ形が並ばないように注意!

種は絶対描こう

種は、描きにくいかもしれませんが、必ず描きましょう。

種を描くことで、菜の花の特徴を簡単に表現することができるからです。

水墨画の菜の花の描き方「葉」

もこもこ、くしゃくしゃとした葉っぱ

【葉に使う色】

黄草きぐさ(緑色)、濃草こいくさ(濃い緑色)

菜の花の葉はもこもこ・巻き付き

右側に葉を描く場合は、最初に左側に少しはみ出させてスタート

菜の花の葉っぱは、根元が茎に巻き付いています。

ですから、描き始めは茎の少し向こう側からスタートします。

筆の穂先を使って、くしゃくしゃの形を作ります

左向きの葉の描き方(右利き)

最初の葉と反対向きの葉を描くときは、まず内側から外へ向かって進みます。

そして、葉の先から描き始め、根元に向かって戻るように筆を運びます。

そして、最後に葉の根元を茎に巻き付けるようにくるりと描きます。

こんなふうに逆向きで描く理由は、運筆が楽だからです。

葉っぱの仕上げに葉脈を入れます(濃い緑)
完成!

菜の花はこんな花です

菜の花は食用になることでもお馴染みですね。

つぼみや花茎や若い葉の部分を食べることができます。

菜の花って?

菜の花の名前って不思議ですよね。

「〜の花」って、なんだか説明しているみたいです。

アブラナ科の黄色い花のことをまとめて、「菜の花(ナノハナ)」と呼びます。

これら菜の花(ナノハナ)の中には
・食用のナバナ
・花から取れる油を原料とする菜種(ナタネ)
・観賞用の花

など、さまざまな種類があります。

なお、水墨画で使う墨のうち、茶墨と呼ばれる種類の墨は、一般的に原料にナタネ油が使われるのですよ!

菜の花の種類

菜の花の種類は、大きく2つに分類することができます。

今回の描き方の手本になっているのは、セイヨウアブラナの方です。
それぞれの見分け方の特徴はこちら。

セイヨウアブラナ

・花びらは4枚
・花はひとかたまりで咲く
・葉っぱはくしゃくしゃと丸みがある
・葉っぱの根元は茎を巻き込むようにつく

セイヨウカラシナ

・セイヨウアブラナより少し小さめ
・花びらは2枚ずつくっついたような形
・葉っぱはギザギザとしている
・葉っぱの根元は巻き込まない

まとめ

春の花「菜の花」の描き方を解説しました。

今回のポイント。

菜の花の描き方ポイント

・菜の花はモノクロではなくを使うのがおすすめ

・花は黄色だけではなくオレンジも使いましょう

が特徴的なので頑張って必ず描きましょう

・葉っぱは巻き込むように描きます

4枚の花びらの形は、アジサイの花の描き方に似ています。

こちらも参考にしてみてください。

菜の花はゆったりと描けるテーマなので、のびのび描いてみてください。

少々形が崩れたり、にじんでもあまり気にせずおおらかに。

そのリラックスした気分こそ、春のイメージですから!

それでは、また。