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水墨画で簡単に題材を選ぶコツ!初心者が悩んだ時におすすめの方法

水墨画を描くときの題材選びについて

べべ・ロッカ

こんにちは。

墨絵師すみえしのべべ・ロッカです。

水墨画をいざ「描きたい!」と
思ってはみたものの、そもそも
一体何を描けばよいのやら・・
と悩んだことはありませんか?

クロネコ

そもそも画家はどうやって描くものを思いつくの?

偉ギィ

自分の描きたい絵がわかりません・・・

今回は、そんな悩みを解決するための
手軽な方法を紹介します。

【水墨画題材】テーマ選び、プロも悩みます

さて、プロだからといって、
描くテーマが何の苦もなく
次から次へと浮かんで
どんどん作品が完成する・・・
というわけではありません。

絵を描くということは

「創り出す」

「産み出す」

という作業なので、ひたすら悩んで描いても
「うーーんなんか違う」
ということもよくあります。

パッとひらめいて、
下図にして、
構図が決まり、
筆を入れて、
出来上がり!

と、毎回スムーズにいけば
こんな嬉しいことはありません。

パッとひらめいて、
下図にして、


・・・・・あれ?

なんか思ってたのと違うか・・

もう1回練り直すか・・

で、やり直し。

この「やり直し」が曲者で、
無限の負のループにハマることもあります。

ひらめきは良かったのに・・と
思うあまり最初のアイデアが捨てきれず
何度も構図を考えたり。

でも
時間をかけた割にまとまらず
「一旦、保留!」
となることもしばしば。

つまり、初心者もプロも
みんな悩みは同じなんです。

偉ギィ

そうなんですね。少し安心しました。

ただ、初心者よりプロの方が
いろいろコツを押さえている分、
効率よく題材選びができるのは確かです。

経験によって積み重ねてきた
知恵知識があるからですね。

というわけで、今の時点で
そもそも描きたい絵が思い浮かばない、
という人に向けて、
水墨画をベースとした題材の選び方を
紹介したいと思います。

参考にして頂けたらうれしいです。

【水墨画題材】そもそも何を描けば良いのか

絵画のジャンルは様々で、
それぞれの特徴や方法論があります。

私の紹介する方法は
水墨画をメインとしていますが、
ひとくちに水墨画といっても
作家によって描く作品のスタイルは様々です。

まず題材。

・風景しか描かない

・馬しか描かない

・猫しか描かない

・神社しか描かない

・抽象画一択

という風に、「これしか描かない!」という
テーマを1つに絞り切ったタイプ

次に道具。

・墨だけで描く
・墨に少しだけ色を加える
・墨も色も同じだけ使う(こだわらない)
・時に墨だけ、時に墨と色が混在する(作品による)

こちらも様々です。

クロネコ

へ〜、水墨画っていっても人それぞれなんだ。[

私の水墨画の師匠は2人いますが
1人は「墨だけで描く」タイプ
もう1人は「混在する」タイプ
です。

こちらが正解!そちらは間違い!
ではありません。

「何をどんな風に描くのか」
は、それぞれ個人流のスタイルがある
ということなんですね。

先生もいろいろです↓

【水墨画題材】テーマの選び方2パターン

何を描くか、というテーマ選びにおいて
その方法は大きく分けて2パターンある
と仮定してみました。

1つめは
自分の好みの絵を選ぶ。
というパターン。

これは、
「自分の好きな絵の感じ」
が決まっている方向けの選び方です。

クロネコ

好きな絵の感じ、あるある。

偉ギィ

好きな絵もあるけど・・・色々あるので迷います。

2つめは
様々な種類の絵の中から選ぶ。
というパターン。

これは、
「自分の好きな絵の感じ」
がはっきりわかっていない場合の
選び方です。

どちらも結局は自分で選ぶのだから
同じことでは?と思えるのですが、
少し違います。

では、その違いについて
説明したいと思います。

【水墨画題材】好き嫌いがはっきりしている人向けの選び方

まずは
「自分の好みの絵を選ぶ」パターン
について。

このタイプの人におすすめの方法は
「たくさんの絵を見ること」
です。

こちらのパターンに当てはまる人は
普段から何でも
自分の好きなものがはっきりしている
という人です。

好きな色
好きなファッション
好きな映画
好きなアーティスト
好きなタイプの異性
好きなお店
・・・などなど。

逆に、
あまり好みでないものに対しても
「これは苦手」
「これは好きじゃない」
とはっきり意思を示せる人でもあります。

つまり
「好き嫌いがはっきりしているタイプの人」
と言えます。

このタイプの人は心に
強い想いを秘めている人と考えられます。
理屈や正論より自分の感情を大事にしたい
人ではないでしょうか。

有名な画家による絵画作品でなくても
大丈夫。

アニメ、漫画、イラストなど
いろんなジャンルの絵を見てください。

「これは好き」
「これは嫌い」
を繰り返していくうちに、
自分の好みのテイストがわかってきます。

たくさん見て確認しなくても
すでに「自分の好きなものはわかっている」
という人も
いるかもしれません。

前述した「これしか描かない!」
というスタイルに特化してもいいかと思います。

そうなればあとは簡単です。

その自分の好みの絵たちは
まさにあなたの価値観を
表現した世界ですから、
その中から好きな絵を選んで
それを手本にまずは模写しましょう。

初めは
なるべく模写しやすい
絵を選びましょう。

このタイプの人は
割と自由に描くことができると思います。

クロネコ

自由な感じ、大好き!

でも、初めからいきなり自分らしい絵を
描くのは難しいものです。

だからまずは自分の好みの方向性を
探るために、あらゆる絵を対象として
見るのです。

初心者にもおすすめですが、
絵の知識や技術がある程度あるけれど
自分の個性の出し方に悩んでいる人にも
すすめたい方法です。

また、自由に選ぶと言っても
水墨画に不向きな絵だったらどうするの?
という不安が出てくる人もいるかもしれません。

そんな人は
もう1つのおすすめの方法↓も
チェックしてみてください。

【水墨画題材】好き嫌いがはっきりしていない人向けの選び方

こちらのタイプの人は、
それほどこだわりが強くない人だと
思われます。

とりあえず「水墨画というもの」
描いてみたい人ですね。

前述の、
好き嫌いがはっきりしているタイプの人
の特徴を見て、
「あ、私は違うかも」
と思ったらこちらのタイプです。

(ざっくり分けているだけなので、
あまり細かく気にされないようにしてくださいね)

どちらのタイプの人でも
「いい感じの絵を描きたい」
という想いは同じはず。

偉ギィ

いい感じに描きたいです!

さて、こちらのタイプの人の方法も簡単。
「リストの中から選ぶ。」
です。

リストとは、本の中にある
様々な水墨画の題材のことです。
(一覧表などでリスト化されているという
わけではありません)

水墨画の手本や描き方などを示した
書籍が一番手っ取り早いです。

これについて、
もう少し詳しく説明したいと思います。

【水墨画題材】こうすれば簡単!プロのテーマ選びのコツを紹介

前述のリストについて、もう少し詳しく。

私がいつも生徒さん向けに
教材手本を描く際は
題材をこんなふうに選んでいます。

【水墨画題材】テーマに季節を入れる

水墨画の題材で意識すれば良いポイントは
ズバリ、
「季節感」です。

これを取り入れると、
テーマがより簡単に決まりやすくなります。

まず、水墨画のメインテーマとして
ジャンルをざっくり3つに分けてみます。

1:風景(川、山、家など)

2:植物(花や実など)

3:生き物(鳥、猫、人物など)

そしてここに、「季節」を取り入れます。

植物(花)であれば
春の花、夏の花、秋の花、冬の花
と4つの季節に咲く花が存在しますよね。

風景でも
水辺を描けば夏っぽく
を描けば冬を表し、
紅葉(この場合は色を使います)だと秋、
という風に自由自在に季節感を
表現できるのです。

水墨画は俳句と似た性質を持っていると
私は感じています。

俳句に「季語」があるように
絵の中に「季節を表すもの」を描くことで
言葉はなくても日本の四季を
表現することができるのです。

偉ギィ

なるほど、日本では季節感を大切にしますもんね。

この「季節感」は水墨画の持つ
大きな魅力であり特徴のひとつだと
考えています。

おそらく水墨画の書籍の中でも
それぞれの季節を表す花や風景を
題材にした絵が紹介されているでしょう。

【水墨画題材】季節感+3つの分類の組み合わせ

さらに、この3つのジャンルは
組み合わせることで
絵の持つストーリー性が高まります。

・花と虫
・風景の中に人物
・鳥と実


などというコンビネーションです。

この題材選びは
水墨画においてはポピュラーで
初めての人も簡単に取り組みやすい方法なので
おすすめです。

好きな花は・・思い付かないなあ・・
という人でも、
「春の花」
「4月に咲く花」
など季節をベースにしてみることで
漠然としていたものがグッと範囲がせばまり
ピンポイントに花を選ぶことが
できるようになります!

「これを描きたい」という
自分の感情(主観)からではなく、
「どんなものを描けば良いか」という
一般的な情報(客観)
題材を決めてゆく、という方法ですね。

さらにおまけとして、
こうやって規則正しく題材を選んでいく中で、
元々自分の好みがわからなかった人にも
「好き」「嫌い」が
見つかるという利点があります。

そして実際に描いていくことで
「花より風景の方がいいなあ」
「やっぱり私は花が好き」
という風に自分の好みの傾向
だんだんわかってきます。

【水墨画題材】探してきた絵を手本に描く場合の注意点

インターネットで水墨画を検索しても
良いですが、
ネット情報は真偽も分かりにくいし
誰が描いたどういったものなのかも
はっきり判断しづらいことがあるので
書籍の方が良いでしょう。

ネットで検索する際は、
「こんな題材もあるのだな」
という参考程度にとどめておいた方が
無難かもしれません。

もちろん、気に入った絵があれば
それを手本に描くのはかまいません。

ただ、あくまでも練習用です。

【水墨画題材】著作権に注意

どちらのタイプの人も、
自分で考えた絵を描くのではなく
ネットや書籍などから見つけた絵を
手本に描く場合は注意が必要です。

どんな絵にも「作者」が存在するので
「著作権」が発生します。

偉ギィ

]すごく昔の人の絵はどうなんですか?

べべ・ロッカ

著作権は難しくて、
「著作者の生存期間及び著作者の死後50年」
とされていたのですが、
今ではその期間が延長されつつあるようですね。

著作権についてはここでは詳しく述べませんが
自分で描いて自分が楽しむ分には
誰のどんな絵を描いてもかまいません。

でもそれを自分の作品として発表したり
販売したりすることはNGです。

それをしていいのは、
作者が「著作権を放棄」している場合のみです。
注意して下さい。

【水墨画題材】最後に〜まとめ〜

今回は2つのタイプの人に向けた
おすすめの題材選びの方法を
ご紹介しました。

好みがはっきりしている人ならば
最初から「これのみ描く」と
スタイルを確立させてゆくのも
非常に面白いと思います。

もう一方で、
大きなポイントとしては、
水墨画の題材を選ぶ際には
「季節感」をキーワードにする、
という考え方です。

①まず、ざっくりとテーマを
「風景」「植物」「生き物」の3つのジャンルに分けてこの中から選ぶ。


②さらに「季節」を取り入れる。

そうすると細分化されて、
テーマをしぼってゆくことができます。

逆でもかまいません。
先に、四季「春夏秋冬」から1つ選び、
その季節にあった花、
という風に選択するのもありです。

最後には著作権のことにも少し
触れましたが
練習段階なので発表とか販売とか
まだまだ考えていません、ということなら
さほど難しく考える必要はありません。

まだ初心者でとりあえず描いてみたい、
という人は
練習としていろんな絵を手本に描いてみるのは
非常に勉強になると思います。

「見る」と「描く」は全然違うので
実際に描いてみて、
「あ、なんか違う」
「え、意外とこれ好きかも」
など発見が出てくると思います。

自分の「好き」を見つけること。
この段階はとても楽しいものですよ!

技術よりまず、あなたの「好き」
という気持ちこそが、
絵を描く原動力になるからです。

水墨画を楽しむ人が増えると
嬉しいなあと思います。

それでは、また。