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水墨画初心者も簡単に描けるチューリップ!動画を使って解説します

べべ・ロッカ

こんにちは。

墨絵師のベベ・ロッカです。

偉ギィ

チューリップ!可愛くて楽しみです。

クロネコ

でもさ〜水墨画でチーリップのイメージないなあ〜

そんなことはないんですよ!

こちらの記事にもありますが、水墨画で描く花のテーマでは、チューリップはおすすめ。
全然アリですよ。↓

チューリップは、シンプルでわかりやすい形をしているので、水墨画でも描けます!

ただ、単純なフォルムゆえに、ただ描いただけの絵は子供っぽくなってしまいがち。

でもコツを押さえれば大丈夫。

色を使ってもいいし、墨だけで描くこともできますよ!

いろんな雰囲気が楽しめるので、ぜひ描いて頂きたい花です。

動画も見ながらチャレンジしてみてください。

【水墨画で描くチューリップ】動画を見て描き方をチェック


水墨画3分動画「チューリップ」(音声解説はありませんが音は鳴ります♪)

すぐに描けるチューリップです。

まずは動画をサッと見てみてください。(2分ほどです♪)

こちらの動画をもとに、順に描き方を解説していきたいと思います。

【水墨画の花】チューリップを簡単に描く方法

チューリップの描き方ー花ー

指差し確認!描く前に、このあたりに描くよ〜というイメージを持つ

下描きしませんから、こんなふうに指で描く場所をフワッと指したりしますね。

べべ・ロッカ

指差し?そんなモン意味ないよ、と思うなかれ。
目でココ、と確認するだけでけっこうイメージできますよ。やってみて!

チューリップを描いていきましょう。

今回は、花に色を使い、そのほかは墨で描きます。

【使う色】

・花・・・洋紅ようこう(赤色)

・茎、葉・・・墨

イメージした場所に、描き始めましょう

花びらを、筆の腹を使って描きます。

ポンと筆をタテ向きに置いたら、そのまま下に引っ張ります。

面で引っ張ります

同じ要領で、筆の腹を引っ張って花びらを作っていきます。

ちょっとふくらみを作ります

横の花びらを描くときは、描き始め、筆の穂先を置いて、半分くらいから筆を横に動かすようにすると、ぷくっとふくらみます。

下ぶくれの感じですね
ちょんちょん、と少し見えている向こう側の花びらをイメージして
右側のふくらみも作ります

気を抜くと、穂先を立てて描いてしまいそうになりますが、筆は腹をつけたそのままの状態で引っ張ります。

指差し確認

さて、2つ目の花も描きます。

同じ要領で筆の腹をつけたまま、タテに引っ張ります。

1つ目の花と少し、ふくらみの部分の形を変えてみましょう
2つ目の花は1つ目よりも少し閉じている感じですね
形も角度も違う2つの花ができました
花の下に補助線を軽く入れます

花の部分が完成しました。

次は、茎と葉を描きます。

チューリップの描き方ー茎ー

ぐいーんとゆるやかにカーブします

茎を描きます。

今度は、筆の腹ではなく筆を立てて、穂先を使ってスーッと引きます。

ややカーブをつけると動きが出てイキイキした感じが表現できます。

向こう側の茎も同じように

2本茎が引けたら、葉っぱを描きます。

チューリップの描き方ー葉ー

葉を描くときも、また筆の腹を使います

葉は、花を描いた時と同じように、筆の腹を使って描きます。

葉の先の方にあたる部分に、筆を置き、腹を使ってそのまま手前に引きます。

葉全体の形をイメージして
もう1枚の葉も同じように
筆の腹を使います

チューリップの葉はモコモコとひだのようになっているので、くねくねと穂先を動かしながら筆を移動させます。

きっちり描き切らないのがポイント!

チューリップ、完成です!

水墨画で描くチューリップを描くときのポイントと注意点

チューリップ、近頃では本当にたくさんの種類がありますよね。

こだわりを持って、「この品種のようなチューリップを描く!」という場合はかまいません。

ですが、慣れるまではできれば単純な形、みんながイメージとして持っている定番のチューリップを描くのがいちばん良いと思います。

チューリップを描くときのコツ「普通がベスト」

クロネコ

なるほど。でも、定番ってどんなの?

べべ・ロッカ

下の画像のような色、形のものがオススメですよ!

ピンクは可愛いですね
黄色もとてもキュート
チューリップといえば赤
偉ギィ

すごく普通ですね。

べべ・ロッカ

“普通” が良いんです!

普通をオススメするのは、絵を見た人がパッと分かりやすいからです。

もともとチューリップは球根系の花で、花と葉っぱの形どちらもシンプルで単純です。

花びらがゴージャスなタイプ
変わり種

上の画像のように、定番ではない形を選ぶと、ちょっと何の花かわかりにくくなってしまいます。
シンプルさが大切なポイントです。

そして、そのシンプルさが魅力ゆえに次のような注意点もあります。

究極にシンプル化したチューリップ

上の画像の、左側。
こちらは子供がよく描くいわゆる、「お花」の絵ですね。

これは大人が見ても「チューリップ」だとわかりますが、気を抜くとこんな雑な絵になってしまうのが、チューリップの弱点ともいえます。

形が、単純すぎるんですね。

でも、右側の方はどうでしょうか。

こちらもチューリップだと分かりますが、左側に比べると「子供っぽいな」とは思えない形ではないでしょうか。

水墨画で描くときは、この右側の状態がベストなのです。

上の画像を見ると、イラストの左側のチューリップと同じ形ですね。

これはこういう品種なのかもしれませんが、この状態をそのまま描くのは良くありません。

「子供の絵」になってしまいますので注意!

チューリップを描くときのコツ「咲き切る前がベスト」

チューリップを描くときにオススメなのは、
「開き切る前の閉じ気味の状態」を描くこと。

いちばん左が開いています。その他は開く前の状態

↑水墨画攻略動画「チューリップ:実演解説バージョン」です。

よかったら、こちらも参考にしてみて下さい。

動画のオープニングは、私、ポップコーンを作っています。
本編は、2:30くらいのスタートです。

この動画では、ハガキにサッとチューリップを描いています。

水を吸う紙と吸わない紙に描き比べをしたり、全部墨だけで描いたりしています。

水墨画チューリップ攻略動画より くるりん葉っぱの描き方
水墨画チューリップ攻略動画より 墨で描くチューリップ

【水墨画の花】最後に。可愛いチューリップはシンプルに描くとOK!

水墨画攻略動画でもお伝えしているように、チューリップは「引き算系」の花です。

可愛らしい花をなるべくシンプルに描くのがポイントです。

チューリップの描き方ポイントまとめです。

チューリップの描き方ポイント

【チューリップの花・描き方ポイント】

・花は、筆の穂先ではなく筆の腹を使って、手前に引くように描く。

・花の形は、咲ききる前の下ぶくれ気味に。

【チューリップの葉・描き方ポイント】

・葉も、筆の穂先ではなく腹を使って手前に引くように描く。

・葉の形はひらひら感を出すように、筆の穂先で変化をつける。

チューリップは、線描きではなく、面で描くのがポイントです。

筆の腹を使うのがコツですが、濃淡を作ったり形を工夫すれば味わいのある表現をできる花です。

カラフルで可愛いイメージは水墨画には向かないように思えますが、描いてみると意外と合うかも!と感じてもらえると思います。

すぐ描けるので、小さいハガキなどから始めておしゃれな作品を作ってみて下さいね。

それでは、また。

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